こんばんは!蛭間です♪
今日、お昼休み中にテレビを見ているとあるお母さんタレントのお子さんが弱視ということでブログで公表したところその点に関して賛否両論とのことで取り上げられていました。
メディアで公表することはとても勇気のいることだと思います。ですが、想いとしては他の親御さん達にも知ってもらいたいという気持ちもあっての公表だと思うんですよね。
今回の場合3歳児検診の際に異変に気付いて発覚したとのことですが、今回のように3歳児検診で弱視の主な原因になる遠視や乱視が見つかったり、他にも原因となる斜視が見つかったりするケースが多いです。
ですが、中には3歳児検診では引っかからずに親御さんが異変を感じ取り眼科さんに連れて行って見つかるケースも。
例えば
・お子さんの目を見た時に片眼が内側に入ってしまっている。(調節性内斜視)
・見にくそうな表情をしたり、テレビなど近づかないと見えていないみたい。
・本を見させても集中が続かずすぐ見るのが嫌になってしまう。(特に近くを見ているとき)
このような点から気付かれることが多いです。
眼は生後6か月~9才までの期間は臨界期という眼にとって一番大事な時期と言われています。
人間の眼は眼の中に光が入ってきて網膜で像を捉えて視神経を通して脳の後頭葉に行きちゃんとした見え方を脳で覚える大事な時期なため、この時期に遠視や乱視などをメガネを掛けずにほおっておくと将来的にメガネを掛けても視力が1.0まで上がらず弱視の状態になってしまうことがあるわけです。
ちなみに近視の場合でもなる可能性はあります。
左右の度数がほぼ同じ場合はないことはないですが度数が強度の近視の場合を除いて可能性は低いです。ですが、左右差がある場合は注意です!
例えば
R S-3.00
L S0.00
左目は度数は何もないと仮定します。
その臨界期の時にこのような左右差があるとすると、この度数の場合は右眼は完全に遠方がぼやけてしまっていますが、左眼は見えているため本人も左眼を使って見ているため見にくいと自覚しない子もいます。ですが、右眼は使わなくなってしまい右眼は正常な視覚が成長しません。
人間の脳は頭がいいため見えにくい右眼は抑制といって右眼に関しては見るというスイッチを切ってします場合があります。
これは遠視でも斜視などでもあります。
このお子さんが成長されたときR眼がいくらメガネを掛けても1.0まで上がってこず、将来視力が必要な職業などに就こうとしたときにこの時点でダメになってしまいます。
遠視、乱視、屈折異常の左右差、斜視などの場合は特に注意です。
当店でもメガネで治療をしているお子様もいらっしゃいます。
そのお子様がメガネが曲がってしまった等で来店され親御さんと話していて「お陰様で視力が出るようになってきました!」と言っていただいたときに私どもとしても嬉しいですし、良かった!と思います。
何かお子様に眼のことで異変を感じたら眼科さんへの受診をオススメします。
弱視の治療となった時にもちろん不安もあると思います。メガネのことに関して何かありましたらお気軽にご相談ください。
本日はこの辺で失礼します。
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